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鳥海山を源流とし日本海へとそそぐ日向川と月光川では、10月下旬から2月にかけてたくさんの鮭(シロサケ)が遡上する。 全長3〜4kmほどの小さな川で、その水源のほとんどが川岸(鳥海山から噴出した溶岩の末端崖)のいたるところから湧き出す鳥海山の伏流水らしい。非常に澄んだ清流は、季節を通してその水温が一定に保たれていて(10℃前後)、梅花藻、カジカ、イバラトミヨなどの希少な生物が生息する。 鮭の頭を棒で叩いて絶命させる方法は鮭漁の行われている地域ではどこでも見られる方法らしいが、棒の呼称は地域によって異なるという。この月光川周辺では「アンラクボウ」だが、例えば同じ山形県でも最上地区では「エビスボウ」、鮭川地区では「イヲタタキ」と呼ぶ(「イヲ」は「ウオ」の意かな?)。
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