【展覧会情報】ひじおりの灯2020 | Nozomi TANAKA 【展覧会情報】ひじおりの灯2020 – Nozomi TANAKA

 

     
【展覧会情報】ひじおりの灯2020

2020年9月12日(土)から、13基の新作灯籠の展示が始まっています。
秋期点灯:2020年9月12日(土)〜10月11日(日)
https://hijiorinohi.com/index.html

私は「迎え火」というタイトルの灯籠を出品し、カネヤマ商店さんの軒先に飾って頂いています。
全体的に赤い色の灯籠で、一方には、「あらゆるものと混浴する肘折のお湯」、もう一方には、「荒ぶるカラス川(銅山川)」を描いています。水は、魂を癒す湯となり、また、時に暴れて命を奪うものにもなりますが、そうした劇的な生命の循環の力が、肘折には漲っているように感じます。
灯籠に下げている桃色の布は「からむし織(苧麻)」の布で、これは「へその緒」をイメージしています。肘折の開湯縁起では、カラス川の上流から流れて来た「唐麻」に気づいたことによって、豊後国(大分県)からはるばる来た源翁は肘折に導かれます。縁もゆかりもない土地から来た旅人が、麻布によって肘折に結ばれるというストーリーから、麻布が肘折と旅人とを結縁するへその緒のようだと思い、灯籠につけてみました。
 
ちなみにこのからむし布は、個人的なご縁で頂いたものです。新潟県十日町で、からむしの栽培から商品開発までを手がける「ネオ昭和」の代表である村山さんが、「ぜひ使ってください」とプロジェクトへの応援の気持ちとともに提供して下さいました。
(村山さんには、2015年の越後妻有アートトリエンナーレで、苧麻の取材の際に大変お世話になりました→[参考]https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/spinning_a_story_-_a_road_to_cloud/
ネオ昭和HP http://www.karamushi.jp
 
また今回は、人との接触や移動が困難な状況で、地域の行事やイベントが中止になる中でも、火を灯すことの意味は何なのか考えさせられました。
取材期間中に訪れた月山で、お盆の迎え火を焚く「柴燈祭(さいとうさい)」の火を見て、火は生きている人間の必要のためにだけではなく、死者や先祖、あらゆる魂を導くために灯されてきたものなんだろうと感じて、そのような役割としての灯籠を制作したいと思い、今回の作品ができました。
ひじおりの灯のウェブサイトでは各作家の灯籠の紹介がご覧いただけます。こちらもぜひご覧ください↓
https://hijiorinohi.com/artist2020/tanakanozomi.html
 
これから秋が深まる肘折、地蔵倉や周囲の森散策もたのしいので、ぜひ泊まりがけで肘折を満喫してください。
※ご来場の際は新型コロナウイルス感染症予防・感染拡大防止へのご協力をよろしくお願い致します。
 

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<新作灯籠出品者>
大久保雅基、桶本理麗、草彅裕、是恒さくら、佐野美里、渋谷七奈、春原直人、田中望、中須賀愛美、古田和子、増子博子、目野真麻、𠮷田勝信
(五十音順)
 
●宿泊のご案内
肘折温泉に宿泊希望の方は、「肘折温泉郷」Webサイト(http://hijiori.jp/)をご利用ください。
●肘折温泉までのアクセス
バス:JR新庄駅より「肘折温泉行き」で約50分。お車:新庄市から国道47号、国道458号で約40分。山形市から国道13号、県道31号、国道330号、国道458号で約100分。
●お問い合わせ
ひじおりの灯実行委員会(早坂隆一) Tel=090-2076-5698 E-mail=hijiorinohi@hijiori.jp
肘折温泉観光案内所 Tel=0233-76-2211
●関連リンク
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肘折温泉郷HP:http://hijiori.jp/
ひじおり旅の手帖:http://hijiori.jp/tabi/
twitter:@hijiorinohi


Date: 09/13/2020 | Category: イベント|お知らせ|ひじおりの灯 | Name: Nozomi TANAKA