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【読書メモ】『宮沢賢治を創った男たち』著・ 米村 みゆき

『宮沢賢治を創った男たち』、とても気が重くなるタイトルだけど、毎夜のたのしみに読み進めた。地方=辺境=前近代の場所としての「東北」に賢治の芸術性を結びつける眼差しが、いとも容易く土着さの称揚となってゆく。全く比べるのはおこがましいけど、この居心地の悪さを私も度々感じている…。東北という言葉は、西からの眼差し(東北という方角への一方向的なフレーム)という感じがして、私はどうにもなじまないけど、東北の人でも東北が自らの場所として内面化されていたりするし、不思議な言葉だなと思っている。
本書を一通り読んで、ひとりの詩人が国民的な芸術家となっていく政治性について考えさせられた。『雨ニモマケズ』は、「日本の精神」という神秘性(評価)が与えられることによって、「聖句」的な影響力を持つことになる。「魅力的な」芸術は、作者の意図を離れてひとり歩きする。その芸術性を利用される危うさは、いつの時代の芸術家にとっても同じことだろう。... 続きを読む


Date: 03/26/2018 | Category: メモ| | Name: Nozomi TANAKA / 田中望

 

「星空と路・上映室」の感想

2月24-25日、3がつ11にちをわすれないためにセンター(せんだいメディアテークの震災関連事業です)が毎年開催している「星空と路上映室」がありました。今年の上映室は「暮らしの行き先」というテーマのもと、震災に関連した様々なことがらの記録映像が上映され、(一応仕事ですが)私も参加者としてたのしみました。
震災による被害の状況や変わりゆく地域の姿を、客観的に記録した映像というよりも、記録者一人ひとりの想いや言葉がいろいろな形で介入し、その場の状況が展開していくような(?)映像が多かったような気がします。
初日の24日には、小森はるかさん(映像作家)、建築家の佐藤研吾さん(建築家/歓藍社)、進行役に成瀬正憲さん(山伏/日知舎)をお招きしてのトークイベントがありました。
http://recorder311.smt.jp/information/57244/#after
小森さんの『根をほぐす』と、佐藤研吾さん(歓藍社)の『In-Field Studioの試み−大地からHumanityを組み立て直す−』は、どちらも自分たちの手で(技術で)場所を作り直すような営みを記録した映像ですが、これらの二つの映像作品について、「暮らしの行き先」」というテーマに引き寄せつつお話を伺いました。(ということで合っているのでしょうか)
この中で、私にとっては、「震災後に生活を立て直す際に用いられた技術」についての話が、震災というひとつの事象を超えても考えて行けるような、重要な視点を与えてくれたように感じました。
そこに住まう人々が、自在に小さい技術を用いて、もう一度自分たちの暮らしの場を作っていく段階が、わりと震災後の早い段階にはあり(小森さんの映像に映し出される「佐藤種屋さん」のような)、それが、かさ上げや防潮堤などの大きな工事が入る段階になると、人の手に負えないような(個人の意志で作り変えられないような?)大きい技術によって、暮らしの風景から多様性が失われていく(映像の中には入っていませんが、研吾さんのインドでの試みの中でもこれによく似た状況があったそうです)。このような状況は、これまでの復興の過程を振り返ると(私の少ない経験からですが)確かにあったような気がします。その違和感をなんとなく持ちつつも、それがどういうことなのかうまく考えられずにいたのですが、技術という視点からこうして言語化されたことで、改めてこれはとても大事なことだったのではないかと、気づかされたように思いました。
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Date: 03/01/2018 | Category: お知らせ|メモ|地域 | Name: Nozomi TANAKA / 田中望

 

HPを改修しました

直していたらblogのデータを丸ごと消去してしまいました。
研究メモ的にも使っていたのでちょっと悲しいです。... 続きを読む


Date: 02/20/2018 | Category: このサイトについて | Name: Nozomi TANAKA / 田中望

 

いのちの交歓・トークイベントに登壇しました

一度作成した記事が消えてしまいました。残っていた断片的なメモ書きだけ、振り返りの為に掲載します。... 続きを読む


Date: 02/10/2018 | Category: 展示 | Name: Nozomi TANAKA / 田中望

 

展示の搬入で新潟に行きました

こんな天気でしたが、明日27日より始まる展覧会の設営のため、日帰りで越後妻有に行って来ました。一部の電車で運休も出ており、展示会場の「まつだい」までたどり着けるかどうか心配でしたが、駅員さんに親切にして頂きなんとかなりました。... 続きを読む


Date: 01/26/2018 | Category: 制作|地域|展示 | Name: Nozomi TANAKA / 田中望

 

ならまち取材(2回目)の記録

2016年に参加したアートプロジェクト「古都祝奈良 -時空を超えたアートの祭典-」の取材記録です。
 
作品ページ
 
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オリエント館オーナーの松山さんは、ならまちに生まれてずっとこのまちを見てきた方だ。... 続きを読む


Date: 05/29/2016 | Category: フィールドノート|制作|地域 | Name: Nozomi TANAKA / 田中望