駆除された熊のその後
所用で山形県内のとある町へ行った。
訪問先に到着すると、集落の方とおぼしき男性が施設の方を呼び出していた。聞くと、駆除された熊の肉をおすそ分けするから取りに来いという話だったようだ。
その熊は、鶴岡市の住宅地で人を襲ったということでニュースになっていた熊だった。
「人襲ったクマ 住宅街に 街が騒然 なぜ同じクマと?」(2020年10月9日 金曜 午後7:42)
https://www.fnn.jp/articles/-/93796... 続きを読む
所用で山形県内のとある町へ行った。
訪問先に到着すると、集落の方とおぼしき男性が施設の方を呼び出していた。聞くと、駆除された熊の肉をおすそ分けするから取りに来いという話だったようだ。
その熊は、鶴岡市の住宅地で人を襲ったということでニュースになっていた熊だった。
「人襲ったクマ 住宅街に 街が騒然 なぜ同じクマと?」(2020年10月9日 金曜 午後7:42)
https://www.fnn.jp/articles/-/93796... 続きを読む
熊と人間の関係が気になり始めたのは、2010年(大学3年時)にあった東北文化研究センターの公開講座『今、なぜケモノは里に下りるのか』がきっかけにある。大学入学とともに山形に移り住んで、熊が里や市街地に出没するニュースをよく耳にしていたので、構内に掲示されていたこの公開講座のポスターが目に入ったのだと思う。また、ちょうどその時期に民俗学の講義を受け始めたことで、「暮らし」を考える視点としてのクマにも興味を惹かれた。
自分たちの暮らしを考えることから作品を生み出していきたいと思うようになったのもこの頃で、この公開講座から学んだことが、当時の課題制作に反映されている。... 続きを読む